仕事の中でも特殊な技能や知識、免許などが必要な仕事を専門職といいます。さまざまな種類がありますが、一般的な仕事と違って高度な技術を必要とすることが多いです。最近では40歳以上の中高年層や女性が仕事の幅ややりがいを求めて転職傾向にあります。また、給与面などよりよい条件を求めて専門性の高い仕事にシフトしている人も多くみられます。
日本語教師は専門職の1つで、実際に日本語教育能力検定試験に合格して活躍の場を広げている方がいます。日本語学習者は日本国内外で増加しており、民間の日本語学校や企業への派遣、プライベートレッスン、ボランティアなど日本語を必要とされる場も多いので、日本語教師を目指してみませんか。
日本語教師と資格―専門職に就くには?
特定の分野における資格を取得して専門知識や技能を身につけているとその分野におけるエキスパートになれます。専門職とはどんな仕事があるのか見てみましょう。
・専門家・スペシャリスト(一例)
教師、講師(日本語教師)、保育士 | 教員免許(資格試験)、保育士の資格など |
コンサルタント | 問題解決能力、業務の効率化、経営指導など |
弁護士、会計士、税理士 | 法律、会計、税務に関する知識(司法試験など)と資格 |
警察官、自衛官、消防士 | 国家公務員試験、特別国家公務員試験など |
医師、薬剤師 | 医師や薬剤師の免許(国家資格) |
保健師、理学療法士、作業療法士 | 介護職に関する国家資格 |
栄養管理士 | 栄養士免許(国家資格) |
日本語教師など専門職に就く場合、その仕事に関する知識や資格が必要になります。
また、専門職には知識や技能のほか適正検査が課される仕事もあります。
専門職やスペシャリストと呼ばれる仕事は、業種ごとに問われる知識や技能、適正がそれぞれ異なります。仕事を選ぶ際には興味関心があることを基準にして選ぶと良いでしょう。
・専門職のメリット
特定の分野に特化した知識や技能があるので、その分野のプロフェッショナルと見なされるため即戦力となります。そのため転職の際はとても有利になります。
知識や経験、職種にもよりますが一般的な仕事と違って給与が高い傾向にあります。
また、社会貢献ややりがいを求めて新たな資格を取得する人が増えています。
・専門職のデメリット
専門職はメリットもありますが、その一方でデメリットもあります。
特定の分野に特化しているためその分野以外の仕事に就くことが難しくなります。
*専門職は一生続けられる仕事なので自分の好きな仕事を選ぶようにしましょう!
日本語教師になるには資格が必要
日本語教師とは一般的に日本語が母語でない人に日本語を教える仕事です。
日本国内に滞在している外国人や、海外で日本語を必要としている人に教えることができます。
・日本語教師になるための条件
日本語教師になるには以下の条件のいずれか1つを満たしている必要があります。
・日本語教育能力検定試験に合格していること
・学士以上の学位+420時間の日本語教師養成講座を修了していること
・大学または大学院で日本語教育主専攻/副専攻を終了していること
日本語教師の資格があれば日本国内外で日本語を教えることができます。
民間の日本語学校で留学生に日本語を教えたり、企業の研修で日本語の指導やボランティア。
海外では日本語学校の日本語教師、日本語を学んでいる人のプライベートチューターなど活躍の場はたくさんあります。
・日本語教師の仕事とは?
日本語教師の仕事は、日本語学習者に日本語の指導を行うことです。
授業で直接指導するほかにも教材研究や準備、テストの添削や採点。またイベントの企画や運営などを行うこともあります。
・日本語学校
・インターナショナルスクール
・外国人を採用している企業への派遣、研修
・外国人がいる施設
・在日大使館、領事館
・青年海外協力隊など
日本語教師・資格試験(試験対策はアルクの通信講座)
日本語教師になるには資格が必要です。
資格を取得するには四年制大学(学士)卒業が前提条件となります。
もし条件を満たしていない場合、日本語教育能力検定試験を受ける必要があります。
日本語教育能力検定試験は比較的難易度が高い試験で例年、合格率が20%前後となっています。
・試験対策はアルク! NAFL 日本語教師養成プログラム
比較的難易度の高い試験ですが、アルクの通信講座を修了した人の合格率は66.3%と平均の約2.8倍、3人に2人が合格しています!(2019年アルク調べ)
NAFL 日本語教師養成プログラムは、アルクのノウハウが詰まった合格に必要なツールが全てそろっています。
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まとめ
日本語教師の仕事内容と資格についてご紹介しました。専門職となるためその道のエキスパートになることができます。日本語を教えるだけでなく外国人に日本の文化を伝える架け橋になることもできます。活躍の場も広がっており今後の動向が気になります。