イギリス英語とアメリカ英語4つの違いが面白い【教材も紹介】

英語は4世紀末頃、ドイツ北部に住んでいたアングロ・サクソン人がイギリスのブリテン島に侵入して征服したのが英語史の始まりです。イギリスで誕生した英語は17世紀初頭、イギリスの移民によってアメリカに伝わりました。英語は時代を経て変化し、現在のイギリス英語とアメリカ英語が誕生しました。今回は世界共通語である英語(イギリス英語とアメリカ英語)の違いを取り上げ、おすすめ教材もご紹介します。

 

EFイングリッシュライブ 無料体験はこちら!

オンライン英会話なので自宅にいながらネイティブ講師と毎日話せます!

プライベートレッスン、グループレッスン、自習エクササイズは24時間OK

24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブ

 

イギリス英語とアメリカ英語4つの面白い違い

 

・イギリス英語とアメリカ英語|発音の違い

 

Keroppy

イギリス英語とアメリカ英語の発音の大きな違いや特徴は、RとTの発音です。

 

システム英単語(5訂版):本書の音声はそれぞれの単語、フレーズを米音と英音の両方で収録しています。以下の音声フレーズは、①アメリカ英語→②日本語訳→③アメリカ英語→④イギリス英語で読み上げています。アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いを聞き比べてみましょう。

 

 

 

Rの発音:アメリカ英語は巻き舌のしっかりした発音になりますが、イギリス英語はRの発音は基本的にしません。

 

Tの発音:アメリカ英語ではTの発音がDやRの音になることが多いです。例文でもアメリカ人の話す英語はwriterが「ライー」のように聞こえます。イギリス人はしっかりTの発音をします。

 

関連記事

イギリス英語の発音はクイーンズ・イングリッシュとも称されているため難しいと感じている人が多いかも知れませんが、実は日本で主流のアメリカ英語よりもイギリス英語の発音のほうが日本人にマスターしやすいのです。イギリス英語はカタカナ発音に近いため、[…]

 

 

リエゾン(連結音)について

イギリス英語ではRの発音はしませんが、Rの後ろに母音がくるとリエゾン(2つの音が繋がって発音される連結音)になってきちんとRを発音します。

 

以下の動画ではWar and Peace「ウォー ンド ピース」の発音について説明しています。

War/wɔː/(R発音はしない) + and /ə/の発音 →  rとa」が繋がって「ra」と発音される!

 

 

https://youtu.be/wLprxwzWtc4?si=IXjoCKmC8JPccRfZ

 

 

イギリス英語の特徴

単語を1つ1つはっきり発音するのが特徴です。イギリス英語独特の発音やアクセント、言い回しに慣れている人はイギリス英語のほうが聞き取りやすいです。

 

アメリカ英語の特徴

アメリカ英語はとくに単語と単語を繋げて発音するリエゾンに特徴があります。そのため、かなり話すのが早く聞こえるためリスニングは難しいです。

 

 

・イギリス英語とアメリカ英語|スペルの違い

 

イギリスで初めて英語の辞書が誕生したのは1604年でした。しかし正確さに欠け単語数も少なかったため、1755年サミュエル・ジョンソンが編纂してアルファベット順に並ぶ現代のスタイルの英語辞典(A Dictionary of the English Language)を完成させました。

これはイギリス英語のスペルの基礎となっていて、1828年アメリカで誕生したノア・ウェブスターのアメリカ英語辞典にも引き継がれました。

 

イギリス英語とアメリカ英語のスペル比較

イギリス英語 アメリカ英語
burn:語尾がedかtで終わる

burned or burnt

burn:語尾がedで終わる

burned

getの過去分詞:got getの過去分詞:gotten
travelのスペル:llが二つ

travel→travelling / travelled

travelのスペル:lが一つ

travel→traveling / traveled

 

 

・イギリス英語とアメリカ英語|単語の違い

 

イギリス英語とアメリカ英語の単語の違いは、日常的に使われているボキャブラリーでも数多くの違いがあるため一例だけ紹介します。

 

イギリス英語 アメリカ英語 意味
takeaway takeout 持ち帰り料理
cinema theater 映画館(イギリスでシアターは劇場)
tube subway 地下鉄
subway underground 地下道
jumper sweater セーター
flat apartment アパート
holiday vacation 休暇
chips French fries フライドポテト

 

 

 

・イギリス英語とアメリカ英語|文法の違い

 

イギリス英語とアメリカ英語は文法でも違いがあります。例えばイギリス英語では現在完了形が使われる場合でも、アメリカ英語では現在完了形のほか過去形も用いられます。

Flora
現在完了形とは、過去に行われた動作が、現在結果を伴っている場合に使われます。

 

イギリス英語

現在完了形:

I’ve lost my key.  Have you seen it?

鍵をなくしてしまいました。私の鍵を見ませんでしたか?

 

 

アメリカ英語

現在完了形:

I’ve lost my key.  Have you seen it?

鍵をなくしてしまいました。私の鍵を見ませんでしたか?

 

過去形:

I lost my key.  Did you see it?

鍵をなくしました。私の鍵を見ましたか?

 

 

イギリス英語とアメリカ英語の文法比較

イギリス英語 アメリカ英語 意味
現在完了形 現在完了形/過去形 ~してしまった、~した
have a bath

have a break

take a bath

take a break

風呂に入る。

休憩する。

Sue hasn’t contacted me. She can’t have got my message.(~ないはずだ) Sue hasn’t contacted me. She must not have gotten my message.(~ないに違いない) スーから連絡がない。彼女は私のメッセージを受け取っていないはずだ。/いないに違いない
We needn’t hurry.

We don’t need to hurry.

We don’t need to hurry. 急ぐ必要はない。(アメリカ英語:needn’tは使わない)
I shall/will be late this evening. I will be late this evening. 今晩は遅くなるだろう。(アメリカ英語:shallは使わない)

 

 

EFイングリッシュライブ 無料体験はこちら!

オンライン英会話なので自宅にいながらネイティブ講師と毎日話せます!

プライベートレッスン、グループレッスン、自習エクササイズは24時間OK

24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブ

 

イギリス英語とアメリカ英語のおすすめ教材

 

イギリス英語とアメリカ英語の違いが学べる教材をご紹介します。世界的ベストセラーになっている使える英語を学ぶための英文法書です。English Grammar in Useはイギリス英語版Grammar in Useはアメリカ英語版です。また、Grammar in Useの日本語翻訳版は「マーフィーのケンブリッジ英文法」というタイトルで出版されています。

 

イギリス英語版

初級:Essential Grammar in Use(初級編TOEIC ~500)
中級:English Grammar in Use(中級編TOEIC 450~750)
上級:Advanced Grammar in Use(上級編TOEIC 700~)

 

Essential Grammar in Use. English Edition with answers

新品価格
¥6,000から
(2025/3/10 08:35時点)

Advanced Grammar in Use Book Ebook and Online Test

新品価格
¥4,180から
(2025/3/10 08:33時点)

 

アメリカ英語版

初級:Basic Grammar in Use(初級編TOEIC ~500)
中級:Grammar in Use ― Intermediate(中級編TOEIC 450~750)

 

Basic Grammar in Use

中古価格
¥15,285から
(2025/3/10 08:42時点)

Grammar in Use Intermediate with Answers -Korean Version (3rd Edition)

新品価格
¥3,543から
(2025/3/10 08:39時点)

 

日本語翻訳版

初級:マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

*Basic Grammar in Use

中級:マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)

*Grammar in Use – Intermediate

 

 

どの教材も「CD、eBook、CD-Rom、付属なし」から選べます。また練習問題の答えが付いていない版もあるので購入する場合にはきちんと確認しましょう。上級編はイギリス英語版しかありません。

 

 

EFイングリッシュライブ 無料体験はこちら!

オンライン英会話なので自宅にいながらネイティブ講師と毎日話せます!

プライベートレッスン、グループレッスン、自習エクササイズは24時間OK

24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブ

 

イギリス英語とアメリカ英語の誕生

 

アメリカ英語のルーツはイギリス英語です。日本で使用されている英語はアメリカ英語ですが、世界的にはイギリス英語が主流となっています。日本は第二次世界大戦後アメリカの影響を受け、英語教育もアメリカ式になりました。

 

・イギリス英語の歴史

 

英語史の始まりはイギリス。4世紀頃ゲルマン系のアングロ・サクソン人がブリテン島に侵略して英語(古英語)が誕生しました。当時の英語は、ゲルマン人が使っていた言語が英語の元になっていてドイツ語に近いものでした。

 

その後デーン人が話すノルド語、ノルマン人が話すフランス語などの影響を受けて近代英語へ変貌を遂げていきました。18世紀頃になると近代英語が完成します。印刷技術の発展により話し言葉に加えて書き言葉も普及していきます。当時イギリスの中心地はロンドンだったため、ロンドン英語が標準英語の基準となりました。

 

イギリス英語を使用している国

オーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカ、ヨーロッパ諸国など

 

 

・アメリカ英語の歴史

 

アメリカ英語はイギリスの移民によってアメリカに伝わりました。当時移民はイギリス英語を話していましたが、アメリカがイギリスから独立したことによりアメリカ英語が成立しました。

 

1828年アメリカ人は言語的に独自のアイデンティティーを確立しイギリスから政治的独立を果たすため、ノア・ウェブスターがアメリカ英語辞典(An American Dictionary of the English Language)を編纂し、アメリカ英語が発展しました。

 

アメリカ英語を使用している国

日本、韓国、フィリピン、南米諸国など

 

 

EFイングリッシュライブ 無料体験はこちら!

オンライン英会話なので自宅にいながらネイティブ講師と毎日話せます!

プライベートレッスン、グループレッスン、自習エクササイズは24時間OK

24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブ

 

まとめ

 

イギリス英語とアメリカ英語の4つのおもな違いを解説しました。アメリカ英語はイギリス英語から派生してできたものなので共通点も多いですが、細かい点でいろいろと違いが見られるのは面白いですね。おすすめの教材も紹介したので参考にしてください。

 

 

英会話を学ぶなら・・・

英語を話すのが苦手だと感じている人は少なくありません。

しかし英会話はやさしい中学レベルの英語で成り立っています。

→つまり、中学レベルの英語の基礎練習が不足しているから英語が話せないのです。

英語は積み重ねの学問なので基礎で躓くと挫折の原因になります。

 

英語は学問であると同時に技能でもあります。

英語を話す練習をしなければ英語が話せるようになりません。

また英語に触れる機会がほとんどないというのも英語が話せない理由の一つかも知れません。

英会話を上達させるには音読やシャドーイングなどのトレーニングが不可欠です。

そして、ネイティブスピーカーと実際に会話して練習する必要があります。

できれば自分の間違いを指摘してくれる英語指導者資格を有する講師に習うのがベストです。

 

シェーン英会話学校なら英語指導者資格を持つネイティブスピーカーから直接英会話のレッスンを受けることができます。

将来的に海外で暮らしてみたい、海外の大学に留学したい、ビジネスで英語が必要、英語が話せるようになりたい人に最適です。

現在、無料体験レッスンの申し込みを受付中です。

英語が話せるようになれば未来の選択肢や可能性が広がります。

 

 

講師は英語を母語としたネイティブスピーカーで英語指導の国際資格を有した人材(CELTA、CertTESOL)

月々定額の「月謝制」なので高額なお支払いは不要!

急なお休みのときには振替や転校なども可能です。

全国208校(関東圏では最多の186校)

職場や自宅から無理なく通えます。

 

・ビジネス英語を学びたい方

・いずれ海外で暮らしたい方

・TOEIC、IELTSなど各種試験対策を行いたい方

・お子さんに英会話を習わせたい方

 

 

最新情報をチェックしよう!