【ウェールズの首都カーディフ】5分で分かる歴史とおすすめ観光地&ルート

ウェールズの首都カーディフは、城下町と近未来ビルが融合したエリアです。イギリス産業革命以降の19世紀には石炭の輸出港として繁栄し、その後も工業地として発展。現在町はベイエリアの開発も進んで観光地として賑わっています。カーディフから車で1時間~1時間半ほどで国立公園ブレコンビーコンズにも行けます。今回はカーディフとその近郊でおすすめ観光スポットを厳選して紹介します。

 

カーディフ観光(5分で分かる歴史)

 

紀元前5世紀頃からグレートブリテン島に住んでいたケルト人は、アングロ・サクソンやノルマンの侵略を受けますが山がちな地形のおかげで侵入を免れ、独自のケルト文化を育んできました。ケルト文化を継承するウェールズ人ですが、政治的にはイングランドの支配下におかれ1536年合同法によって併合されました。

 

・ウェールズ公

 

1258年ウェールズ公国が成立し、統治者がウェールズ公(プリンス・オブ・ウェールズ)を名乗るようになりました。しかし1282年ウェールズがイングランド王エドワード1世に敗れ、ウェールズはイングランドの征服によってウェールズの君主からイングランド君主の男子跡継ぎにウェールズ公の称号を与えるようになりました。

Keroppy
現在のプリンス・オブ・ウェールズは、国王チャールズ3世の男子跡継ぎであるウィリアム王子だよね。

 

イングランド王 政治・宗教政策 事件・イベント
エドワード1世(プランタジネット朝のイングランド王) イングランドがウェールズに侵攻 1282年ウェールズ大公の地位を皇太子に与える
エドワード2世(エドワード1世の息子) イングランド君主の跡継ぎ プリンス・オブ・ウェールズの称号が与えられる
エドワード3世 母の血筋を根拠にフランス王位を請求し、仏王フィリップ6世に宣戦布告 百年戦争(1337年~1453年にイギリスとフランスで起きた戦争)
ヘンリー6世(ランカスター)

エドワード4世【兄】(ヨーク)

リチャード3世【弟】(ヨーク)

ヘンリー6世支持のランカスター派とヨーク公エドワード4世/リチャード3世支持のヨーク派に分かれて対立 薔薇戦争(1455年~1485年にプランタジネットのランカスター家とヨーク家の30年に及ぶ権力闘争による内乱)
ヘンリー7世(チューダー朝) リチャード3世を倒してチューダー朝が成立 1485年ボズワースの戦い
ヘンリー8世(在位1485年~1547年) イングランドがウェールズを併合する イングランド王国(1536年 合同法)

 

 

カーディフ観光(おすすめスポット)

 

ウェールズの首都であるカーディフを中心に、歴史的建造物が立ち並ぶ中心街、港町の風情があるカーディフベイ、カーディフ近郊の国立公園などおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。

 

 

 

・カーディフ城

 

カーディフ城はウェールズの首都カーディフ市内中心部にあるお城で、古代ローマ時代に砦が築かれました。11世紀後半にノルマン人が侵攻し、砦の上に要塞を建造しました。ヴィクトリア朝時代の19世紀には豪華な貴族の邸宅が建てられ、現在の建物となっています。

 

 

住所:Castle St, Cardiff CF10 3RB

行き方:カーディフセントラル又はカーディフクイーンストリート駅下車すぐ

オフィシャルサイト

https://www.cardiffcastle.com/

 

 

 

 

ウェールズの伝承・ドラゴン

ウェールズの国旗にも描かれている赤い竜(ウェルシュ・ドラゴン)の起源はいろいろな節があります。

 

 

・古代ローマ人がブリテン島に持ち込んだ

・ブリトン人とサクソン人の象徴

・アーサー王伝説(マーリンによる赤い竜と白い竜の戦いの予言)

 

イギリスで人気のあるあるアーサー王は、中世ウェールズ語写本『マビノギオン』の中にアーサー王伝説と称される神話や伝承が見られることから、ウェールズ起源説があります。

 

アーサー王伝説ゆかりの地、イギリス観光スポットを多数紹介しています。ウェールズ地方やカーディフ近郊のラグラン城も掲載。

 

関連記事

イギリスで人気のあるアーサー王伝説は、ブリテン王のアーサーとアーサーに仕えた円卓の騎士たち、魔術師のマーリンを中心とした英雄譚です。『マビノギオン』と呼ばれる中世ウェールズ語写本の中にアーサー王伝説と称される神話や伝承が含まれています。魔術[…]

 

 

Keroppy
ユニオンフラッグには、イングランド、スコットランド、アイルランドの国旗が組み合わされていますが、ウェールズは除外されています。どうして?

 

Flora
旗が制定された時にはすでにウェールズは存在せず、イングランドの一部と見なされたからだよ。

 

 

 

・ウェールズ議会

 

カーディフベイエリアにあるウェールズの議会ビルには、毎日ウェールズの国旗(赤い竜)が掲揚されています。国旗は1959年に正式に認定されました。ロンドンのホワイトホール(トラガルファー広場から国会議事堂に至る街路で官庁街)にあるウェールズ省にも掲揚されています。

 

 

Welsh Parliament(1999年にウェールズ国民議会を設置)

https://senedd.wales/

 

 

・カーディフベイ

 

オシャレなウォーターフロント地区のため景色を楽しめます。カーディフ湾の人気スポットは、海に面したバーやレストラン、カフェ、ショップ、ヨットハーバーなどがあります。

https://www.cardiffbay.co.uk/

 

 

ウェールズ・ミレニアムセンター

カーディフベイにあるオペラハウスで演劇、オペラ、ミュージカルなど楽しめます。人気観光スポットのカーディフベイにあるため多くの観光客で賑わっています。

https://www.wmc.org.uk/en

 

 

ピアーヘッド・ビルディング

1897年に建てられた赤煉瓦作りの建物はウェールズ国民議会のビジターセンターで、地元のアーティストの作品を紹介する市民ギャラリーとして使用されています。

 

 

・プリンシパリティ(ミレニアム)スタジアム

 

ラグビーのウェールズ代表チームのホームグラウンド。ラグビーやサッカー以外にも音楽ライブなどに利用されます。

https://www.principalitystadium.wales/

 

 

・ロアルド・ダール

 

イギリスの作家ロアルド・ダールはウェールズ・カーディフ出身です。児童小説『チャーリーとチョコレート工場』が有名で、何度も映画化されています。

ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本

新品価格
¥1,980から
(2024/7/4 01:57時点)

少年〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

新品価格
¥682から
(2024/7/4 01:59時点)

 

ロアルド・ダールが幼少期を過ごしたカーディフ郊外のランダフには、彼が当時通っていたゴシック様式の大聖堂がそびえ立つ学校や悪戯のセンスを磨いたお菓子屋さんがあります。ロアルド・ダール自伝―少年時代『Boy―Tales of Childhood』の「ネズミ大作戦」の中で悪戯のあらすじが書いてあります。

 

 ロアルド・ダールが通っていた学校
 近所のお菓子屋さん

https://www.visitwales.com/things-do/culture/cultural-activities/trip-around-welsh-places-inspired-roald-dahl

 

・ランダフ大聖堂

 

カーディフ郊外・ランダフにある大聖堂。起源は6世紀に聖テイロが創建し12世紀に大聖堂が建造されました。内部を見学すると宗教絵画やステンドグラス窓など鑑賞することができます。

 

 

住所:Llandaff, Cardiff, CF5 2LA

行き方:カーディフ中心街から車で約15分

オフィシャルサイト

https://www.llandaffcathedral.org.uk/

 

 

 

・ブレコンビーコンズ国立公園

 

ウェールズ南部のブレコンビーコンズ丘陵地帯にまたがっている国立公園で、ハイキングやウォーキングなど様々なアウトドア活動を楽しむことができます。自然豊かな風景のみならず湖や滝、鍾乳洞、渓谷などがあり起伏に富んだ山地です。

 

 

4つの区域からなるブレコンビーコンズ国立公園

東部:深い森(ブラック・マウンテンズ)

中央部:高い山地(ブレコン・ビーコンズ)、狩猟地帯(フォレスト・フォー)

西部:深い森(ブラック・マウンテン)

 

ウェールズ旅行に費やす時間や日程に余裕がある人は、国立公園内の観光地巡りやアウトドアを楽しむことをおすすめします。

https://breconbeaconsparksociety.org/

 

ブレコンビーコンズ国立公園(正式名:バンネ・ブライチェイニオッグ)

 

 

 

Keroppy
カーディフ観光をしてからブレコンビーコンズ国立公園へ行ったので、南部の町マーサ・ティドヴィル(Merthyr Tydfil)を起点に車で山地をドライブしたり、美しい自然の景色の中をウォーキング、山間にある小さな村で観光や食事を楽しみました。

 

自然の中をドライブ
伝統のウェルシュ・ケーキ食べました

 

 

カーディフ(近郊)おすすめ観光ルート

 

①カーディフ観光(数日)

②南部の町マーサ・ティドヴィル(Merthyr Tydfil)泊

③ブレコンビーコンズ国立公園観光(1日観光)

④カーディフ近郊のラグラン城 → コッツウォルズへ

 

 

オフィシャルサイト(ラグラン城)

https://cadw.gov.wales/visit/places-to-visit/raglan-castle

 

Keroppy

ラグラン城はウェールズ南東部のモンマスシャーに位置し、グレートタワーとして知られている砦を備えた要塞城です。現代の城は15世紀から17世紀初頭にかけてハーバーツ家とサマセット家の歴代の一族がグレートタワーを築いたことから始まります。映画やドラマの撮影にも使用される人気のあるお城なので見学をおすすめします。

 

カーディフ(近郊)観光のあと、コッツウォルズに移動しました。コッツウォルズ(イングランド・グロスターシャー)は地理的にウェールズ南東部のモンマスシャーと接するため、ラグラン城(ウェールズ・モンマスシャー)が日程の終盤になりました。カーディフ観光だけなら日程の前半に組んでもいいと思います。

 

 

 

まとめ

 

カーディフやカーディフ近郊のおすすめ観光スポットを厳選してご紹介しました。ウェールズの歴史やアーサー王伝説の解説も加えました。また今回、カーディフ・カーディフ近郊のおすすめ観光ルートも掲載したのでぜひ参考にしてください。

 

 

英会話を学ぶなら・・・

英語を話すのが苦手だと感じている人は少なくありません。

しかし英会話はやさしい中学レベルの英語で成り立っています。

→つまり、中学レベルの英語の基礎練習が不足しているから英語が話せないのです。

英語は積み重ねの学問なので基礎で躓くと挫折の原因になります。

 

英語は学問であると同時に技能でもあります。

英語を話す練習をしなければ英語が話せるようになりません。

また英語に触れる機会がほとんどないというのも英語が話せない理由の一つかも知れません。

英会話を上達させるには音読やシャドーイングなどのトレーニングが不可欠です。

そして、ネイティブスピーカーと実際に会話して練習する必要があります。

できれば自分の間違いを指摘してくれる英語指導者資格を有する講師に習うのがベストです。

 

シェーン英会話学校なら英語指導者資格を持つネイティブスピーカーから直接英会話のレッスンを受けることができます。

将来的に海外で暮らしてみたい、海外の大学に留学したい、ビジネスで英語が必要、英語が話せるようになりたい人に最適です。

現在、無料体験レッスンの申し込みを受付中です。

英語が話せるようになれば未来の選択肢や可能性が広がります。

 

 

講師は英語を母語としたネイティブスピーカーで英語指導の国際資格を有した人材(CELTA、CertTESOL)

月々定額の「月謝制」なので高額なお支払いは不要!

急なお休みのときには振替や転校なども可能です。

全国208校(関東圏では最多の186校)

職場や自宅から無理なく通えます。

 

・ビジネス英語を学びたい方

・いずれ海外で暮らしたい方

・TOEIC、IELTSなど各種試験対策を行いたい方

・お子さんに英会話を習わせたい方

 

 

最新情報をチェックしよう!