11月下旬から12月24日までのアドベント(待降節)期間中に行われる本場ドイツのクリスマスマーケット。アドベントとはキリストの到来を意味し、4週間に渡ってドイツの各都市でクリスマスイベントが開催されます。この季節、ドイツの広場は夜になると華やかにライトアップされ、幻想的で温かみを帯びた光が街ゆく人々の心を明るく照らし楽しませてくれます。海外旅行で本場ドイツのクリスマスマーケットに参加できたら素敵ですね。また英語が話せたら自分で思い通りの旅行プランを立てることもできます。
クリスマスとクリスマスケーキ(ドイツと世界各国)
毎年12月25日になると世界中でクリスマス(Christmas)をお祝いします。
この日はイエス・キリストが誕生した日(降誕際)です。
キリスト教圏では12月24日の日没(クリスマスイブ)からクリスマスが始まり、12月25日の日没に終わります。
クリスマスは家族と一緒に過ごし、モミの木のクリスマスツリーの下にプレゼントを置きます。
クリスマスツリーに飾りをつけたり、イルミネーションなどの電飾を施すようになったのは19世紀以降です。
サンタクロースはキリスト教の聖ニコライが起源だと言われています。
キリスト教の教会ではクリスマスイブやクリスマスの朝にミサを行います。
→キリスト教の信者ではなくてもミサに参加することができます
・世界各国のクリスマス
イギリスでは12月24日の夕方以降(イブ)お店や会社などが一斉に閉まり、ボクシングデー(12月26日)までお休みになります。
多くの企業ではクリスマスからニューイヤー(1月1日)までクリスマス休暇が続くことが多いです。
世界の多くの国ではクリスマスになるとサンタクロース(Father Christmas)がプレゼントを持ってきてくれると考えられていますが、北欧の国では古代ゲルマンの影響が色濃く残っていて妖精だと思われています。
ちなみに北欧の国ではクリスマスのことをユールと呼び、これは古代ゲルマン民族、バイキングの間で行われていたお祭りのことです。
・クリスマスケーキの雑学
イギリスではクリスマスケーキのことを「クリスマスプディング(Christmas pudding)」と言います。
→プディングと言いますがお菓子のカスタードプリンではありません
→イギリスには「ヨークシャープディング」と呼ばれる食べ物もあります(ややこしい!)
こちらはイングランド・ヨークシャー生まれの家庭料理で、いわゆるプリンではなくシュークリームの皮のようなもの。
ローストビーフなど肉料理の付け合わせに用いられ、グレービーソースをかけて食べます
クリスマスプディングはイギリスの伝統的なクリスマスケーキです。
生地の中にドライフルーツ、ナッツ類、香辛料、ラム酒などの材料を混ぜ合わせて作り、ケーキの中に指輪やコインを入れて将来を占う風習があります。
その他にもイギリスではクリスマスになるとドライフルーツを詰めたミンスパイ(mince pie)を食べます。
シュトレン(Stollen)はドイツの伝統的なクリスマスケーキです。(上記写真)
生地の中にドライフルーツやナッツが練り込まれ、表面に粉砂糖がまぶされています。
ドイツではキリストの到来を意味するアドベント(待降節)からクリスマスイブまでの約4週間の間に少しずつスライスしてシュトレンを食べる習慣があります。
本場ドイツのクリスマスマーケット
クリスマスマーケットはドイツやオーストリア(ドイツ圏)の都市で行われるイベントです。
アドベント期間中(4週間)、夜になると広場がライトアップされて華やかになります。
会場にはメリーゴーランドなどが設置され、数多くのクリスマス雑貨が並びます。
広場の通りの屋台では暖かい飲み物や軽食も販売されています。
クリスマスマーケットはドイツが発祥ですが、イギリス等世界各国でも行われるようになりました。
・伝統的な工芸品
ドイツのクリスマスオーナメントは木で作られているものが多く、素朴でかわいいのでクリスマスプレゼントにも最適です。
町の広場ではこのような木製のおもちゃや雑貨が目を引きます。
クリスマスツリーの飾り付けはドイツが由来だと言われています。
木でできた人形や天使、ろうそくの形をした豆電球などのほかにお菓子もツリーに飾られます。
・クリスマスマーケットの屋台
ドイツの各都市では2500以上のクリスマスマーケットが開催されています。
広場にある屋台では、クリスマスに欠かせないグリューワイン、レープクーヘン(クッキー)、ソーセージ、焼き栗・アーモンドなどが売られています。グリューワインのカップは会場ごとに異なるデザインなのでお土産として持ち帰ることができます。
・本場ドイツのおすすめクリスマスマーケット
ドイツの中でも特に有名なクリスマスマーケットが以下の3つです。
ドレスデン
ドレスデンは世界最古のクリスマスマーケットで最も歴史があります。
エルツ山地の木工工芸品をはじめ、ドイツ各地の名物が集まります。
シュトレンはドイツ各地で手に入りますが、ドレスデンのシュトレンが特に有名です。
ニュルンベルク
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一有名で、世界各国から観光客が訪れます。
ニュルンベルク名物のニュルンベルガーソーセージを食べてグリューワインのカップを集めましょう。
シュトゥットガルト
世界最大のクリスマスマーケットであるシュトゥットガルトも見逃せません。
旧宮殿の中庭で行われるコンサートがクリスマス気分を高めます。
中世の面影が色濃く残る町並みのローテンブルグは、クリスマスになると装飾が施されて一層美しくなります。
ケルンでは大聖堂をみながら、ミュンヘンでは大きなツリーとライトアップされた市庁舎が美しい。
ドイツのクリスマスマーケットに参加(英語は必須)
ドイツのクリスマスマーケットや世界各地で行われるイベントに参加したい場合、英語が話せると旅行の楽しさも倍増します。
海外旅行は団体ツアーに参加するのもいいですが、個人旅行なら自分の思い通りのプランが立てられるので時間や場所に縛られることがありません。
個人旅行では飛行機やホテルの予約、ショッピング、レストランなどで現地の人とコミュニケーションをとらなければならず、自ずと英語を話す必要が出てきます。
英語は世界共通語なのでほとんどの国の首都や大都市では英語が通じます。
外国人と英語を話す機会がほとんどない人にとって海外旅行は英語を話す良いチャンスです。
英会話の実地訓練にもなる上、自分の思い通りの旅行を満喫できます。
また、英語が話せれば現地で知り合いや友人ができるかも知れません。
英語が話せるようになれば海外旅行だけでなく、短期ホームステイや留学などにも挑戦できます。
そして、日本以外の国を知る良いきっかけになり視野や見聞が広がります。
まとめ
クリスマスと本場ドイツのクリスマスマーケットのご紹介をしました。海外旅行に参加するためには英語が話せたほうがずっと楽しい旅行になります。個人旅行なら思い通りのプランが立てられるので自分の好きな場所や滞在期間など自由にアレンジできます。また、普段から英語を勉強していて英語を話せるようになりたい人にとっても海外旅行は英会話の練習になります。英語が話せるようになれば海外旅行だけでなく将来的に留学などにも挑戦でき、自分の将来にとって可能性が大きく広がります。