おすすめ洋楽〈Ed Sheeran〉最新アルバムを語る【元音楽ライターが解説】

おすすめ洋楽 Ed Sheeran・バイオグラフィー 

 

エド・シーランはイギリスのシンガーソングライター。2011年のデビューアルバム『+』(プラス)はイギリスをはじめ世界各国で1位となり、デビュー早々全英売上215.3万枚を達成。2014年のセカンドアルバム『×』(マルティプライ)はイギリス・アメリカともにアルバム・チャート初登場1位を獲得し、イギリスではプラチナ・ディスクに認定。人気を不動のものとした。

 

2017年アルバム『÷』(ディバイド)に収録されている「シェイプ・オブ・ユー」はシングルセールスが2600万枚を超えてギネス世界記録となった作品。Spotifyにて再生回数30億回を突破!エド・シーランは大英帝国勲章をチャールズ3世(当時の皇太子)より受け取った。また、本アルバムは”最も再生されたアルバム”としてロングセールスを記録しトップの座に就いた。

 

 

2019年にはNo.6コラボレーション・プロジェクト(ジャスティン・ビーバーやカミラ・カベロ、ストームジー、ブルーノ・マーズほか)、2021年はアルバム『=』(イコールズ)をリリースし、いずれも世界各国で1位を獲得している。

 

 

・グラミー賞を受賞

 

エド・シーランの楽曲はグラミー賞にノミネート、受賞歴があり名実ともに認められた。

デビューアルバム『+』とシングル『The A Team』はデビュー早々いきなりグラミー賞にノミネート。その後も何度かノミネートが続き、2016年に『Thinking Out Loud』が最優秀楽曲賞を受賞しました。2018年には『Shape of You』が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス、アルバム『÷』は最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバムを受賞。

 

 

 

 

 

 

・ポケモンとコラボも!

 

ポケモンとエド・シーランがコラボした楽曲『Celestial』は任天堂Switchソフト「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」の挿入歌になりました。オフィシャル・ミュージックビデオにもなっています。

 

 

 

 

 

 

おすすめ洋楽 ニューアルバム『-』(サブトラクト)

 

エド・シーランのニューアルバム『-』(サブトラクト)

2023年5月リリース

 

数学的タイトルを起用してきたアルバムシリーズ:最新作『サブトラクト』

 

シンガーソングライターとして自分のルーツを辿り、誠実な言葉で自分自身と正面から向き合い、作詞作曲ともに深みのある作品に仕上がっている。アルバム全体を通して聴くとエド・シーランの内面を綴った悲しみと希望に満ちた日記を読んでいるような気がした。Boatから始まり、Movingで締めくくられている。

 

 

I wrote it by the English seaside, … Ed says. 

イギリスの海辺で書いたんだ、……とエドは言う。

エド・シーランのメッセージ(楽曲Boat)

 

This is the last song I’m writing about you これは、私があなたについて書く最後の曲です

「Moving (Bonus Trak)」冒頭Aメロ

 

出典:『-』(サブトラクト)/作詞・作曲:エド・シーラン

 

*地元イギリスの限定版にはCD、ボーナストラック(4曲)、歌詞、エド・シーラン本人のメッセージ特典がついています。

 

Keroppy
これまでのアルバムとは少し赴きが異なり、ラップやヒップホップ、エレクトロニカ的な要素は陰をひそめ、しっとり聞かせるバラード&ポップ、フォークが前面に押し出されているアルバムに仕上がっているよ。

 

 

Kaleidoscope love Yeah that is you and me 万華鏡のような愛 そう、それは君と僕だ

7曲目のColourblind  冒頭Aメロ

エド自身 “I feel love is so many different colours”と語っています。

 

 

 

Oh leaves are covered in snow And the water’s frozen 葉は雪に覆われ、水は凍っている。

「The Hills of Aberfeldy」冒頭Aメロ

14曲目のThe Hills of Aberfeldyは実際には2012年にスコットランド・ハイランド地方のアバフェルディで書かれたもので本作に収録された。歌詞を読んでも情景が目に浮かぶ。

 

 

 

最新アルバム『-』(サブトラクト)

  1. Boat/ボート
  2. Salt Water/ソルト・ウォーター
  3. Eyes Closed/アイズ・クローズド
  4. Life Goes On/ライフ・ゴーズ・オン
  5. Dusty/ダスティ
  6. End Of Youth/エンド・オブ・ユース
  7. Colourblind/カラーブラインド
  8. Curtains/カーテンズ
  9. Borderline/ボーダーライン
  10. Spark/スパーク
  11. Vega/ヴェガ
  12. Sycamore/シカモア
  13. No Strings/ノー・ストリングス
  14. The Hills of Aberfeldy/ザ・ヒルズ・オブ・アバフェルディ
  15. Wildflowers/ワイルドフラワーズ(Bonus Track)
  16. Stoned/ストーンド(Bonus Track)
  17. Toughest/タフェスト(Bonus Track)
  18. Moving/ムーヴィング(Bonus Track)

 

 

・PVの紹介

 

Eyes Closed / Ed Sheeran

 

I guess music helps heal, so I’m dancing with my eyes closed to try to get through it. 

音楽は癒しになると思うから、目を閉じて踊って乗り切ろうとしているんだ。

エド・シーランのメッセージより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

おすすめ洋楽アーティストとして「エド・シーラン」のバイオグラフィーと最新アルバム『-』(サブトラクト)をご紹介しました。デビューアルバムから音楽的才能を垣間見せ、グラミー賞受賞、大英帝国勲章、ギネス世界記録など数々の輝かしい金字塔を打ち立ててきました。最新アルバムも素晴らしい楽曲が収録されています。ぜひ、『-』(サブトラクト)聴いてみてください。

 

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