ハリーポッターに登場する秘密の部屋と魔術【初心者向けに完全解説】

ハリーポッター・シリーズ第2作目である「ハリーポッターと秘密の部屋」。この作品には伝説と化していた秘密の部屋の話題で持ちきりになっていた。誰がどうやってこの部屋を開けたのか、また今作の重要なキーワードである「T・M・リドルの日記帳」。少し内容が複雑なので、その背景である魔術をよく理解しておくとさらに楽しめます。秘密の部屋の中心人物であるトム・リドルはジニーを支配して操り、リドルの魔法をかけられた日記帳が登場します。この日記にはトム(ヴォルデモート)の魂が込められていました。

 

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ハリーポッターと秘密の部屋(魔術)

 

ハリーポッターと秘密の部屋をきちんと理解して楽しむためには魔術のことを知っておく必要があります。

 

・物理的/精神的心霊現象

 

心霊現象とは霊(死者の魂)という存在が引き起こすさまざまな現象で、大きく分けて物理的心霊現象と精神的心霊現象に分けられます。通常の物理法則からは説明のつかない現象に対して用いられ、古来より多くの報告があり、死者の霊を召喚する降霊術などは魔術の一種に分類されてきました。

 

 

◆心霊現象

物理的心霊現象 精神的心霊現象
霊が実体化

・物質化現象

霊がのりうつる

・自動書記

・自動言語

物を動かす

・ポルターガイスト

・直接書記

霊を認識する

・霊視

・霊聴

音を立てる

・ラップ音

・直接談話

 

 

物理的心霊現象とは物理的に何らかの現象を伴います。例えば、物体・人体の浮揚、瞬間移動、ラップ音、ポルターガイスト、心霊写真などのことを言います。

 

精神的心霊現象とは物理現象を伴わないもの。代表的なものでは霊媒が霊の憑依を受けてメッセージを伝えるシッティング、自動書記、自動言語、霊視、霊聴などのことを言います。

 

Flora
霊(魂)とは肉体に宿り、または肉体を離れて存在すると考えられるが、実体としては捉えられない神秘的な現象のこと。

 

Keroppy
これらは超心理学の立場から、ESP(超感覚的知覚)あるいはサイコキネシスとして説明されています。

 

 

 

・類感魔術/接触魔術(呪術)

 

イギリスの民俗学者であるジェームズ・ジョージ・フレーザーが提唱した類感魔術・接触魔術は、代表作「金枝篇」の中で世界中の未開民族の風習・慣習・迷信などを集めたものです。

*金枝=聖なる樹ヤドリギ

 

 

類感魔術(模範魔術)

対象者 影響 対象をかたどったもの(人形・写真など)

 

形の似ている物体同士はお互いに影響力を及ぼしあい、その一方に作用すると他方へも効果が及ぶこと。(例:呪いのわら人形)

 

 

接触魔術(感染魔術)

対象者 ←影響 対象が触れたもの(服・足跡など)

 

いったん触れ合ったもの同士が、その後もお互いに影響を与えあうこと。(例:ホメオパシー)

 

魔術の対象者(人・物体)とそれに似せた物体一度接触した物体との間には影響関係が存在します。その関係を共感といい「共感魔術」と呼んでいます。 共感魔術 → 類感魔術/接触魔術

 

 

 

 

ハリーポッターと秘密の部屋(リドルの日記)

 

ハリーポッターと秘密の部屋にトム・リドルという人物が登場します。これはヴォルデモートのことで同一人物です。トムは日記帳に秘められていた自分の魂(過去の記憶)として姿を表すことができました。

 

魂というのは従来姿がありません。また、魂は肉体を離れても霊的に存在すると考えられています。物語の中でも魂を分裂させておき、自分の体が滅びても再び肉体を復活できるようにしていました。

 

 

 

・ハリーポッターと秘密の部屋

 

原題:Harry Potter and the Chamber of Secrets

 

簡単なあらすじ

ホグワーツではマグル出身者の生徒が石にされる事件が立て続けに起こり、伝説となっていた「秘密の部屋」が話題になる。ある日ハリーは、秘密の部屋へと続くトンネルで古い日記帳を見つけるが、そこにはT.M.リドルが…。部屋の中ではジニーが倒れていた。

 

 

トム・リドルの記憶

トム自身の過去の記憶は実体のない魂として存在していた。50年前ホグワーツ生であったトムの過去の記憶が、日記にのめり込んでいたジニーの魂を支配して操り、復活していたのだ。トムの記憶はジニーの心の中に入り込み、思い通りに体を操ることができた。

 

Keroppy
ジニーはトムに操られて(憑依を受けて)いたため、血で壁に字を書いたり秘密の部屋を開けたりすることができた。

 

 

 

 

シャーマニズム

霊と交流する民族宗教のことを言います。シャーマンと呼ばれる人物は、トランス状態などの異常な意識状態の下で神や精霊などと直接交流を行い、病気治療、伝統の伝承、降神、占い、祭儀などをする。

 

◆シャーマンの種類

脱魂型 憑依型
自分の魂を肉体から解放して霊界に赴き、諸霊と直接語ったり指示を受けたりする 霊を自分の身体に乗り移らせる

(憑依)

 

日本の東北地方のイタコ、沖縄のユタなどは口寄せや占いなどを行う憑依型のシャーマンのことです。

 

 

トム・リドル(ヴォルデモート):ハリーポッター・シリーズに登場する孤児院育ちのスリザリンの後継者で蛇語が話せる。秘密の部屋はサラザール・スリザリンの後継者のみが開けることができる部屋。トムはホグワーツ在学中の16歳の時に秘密の部屋を開き、自らをヴォルデモートと名乗り始めた。後に「闇の魔術」にのめり込み、ハリー(当時1歳)を殺そうとしたが死の呪いが跳ね返り自分の肉体が滅んだ。しかし肉体を復活させることに成功し、魔法界を支配しようと試みる。

 

 

 

WARNER BROS. Studio Tour London

 

The Making of Harry Potter(メイキング・オブ・ハリーポッター)

 

住所:Studio Tour Drive, Leavesden, WD25 7LR

行き方: ロンドンユーストン駅からワトフォード・ジャンクション駅まで20分、そこからバスに乗り換えて15分

 

オフィシャルHP

https://www.wbstudiotour.co.uk/

 

 

 

                                                                                                                     

まとめ

 

ハリーポッターと秘密の部屋では、トム・リドルの日記帳に宿っていた魂の記憶がジニーを支配し操っていたという内容です。ハリーは「グリフィンドールの剣」でバジリスク(毒蛇)を倒して日記を破壊し、ホグワーツに再び平和が訪れます。

 

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